
昔から人見知りで将来は技術職に就こうと考えたけど、最近はどんな職場でも“コミュニケーション力が大事”と言われて不安になる。だけど、どうすれば緊張せずに話せるようになるのか分からない。
それなら「アルバイトで少しずつ慣れる」という考え方はどうしょうか?仕事だと割り切れるから自然と成長しやすいし、たくさんの人と関わる経験は自分の知らなかった一面を発見できるかも!
人見知りを克服すると就活が有利に⁉

就活をスムーズに進めていくうえで人見知りを克服しておくとかなり有利に!
あなたが希望している職種が技術職だったとしても、職場では「社内のチームで連携する」「取引先に説明する」「上司に報告・プレゼンする」など、人と関わる場面が必ずあります。
そのため企業の採用担当者は、“技術だけでなく、周囲と円滑にやり取りできるか”を面接でしっかり見ている可能性が高い。
例えば、学生時代にアルバイトでお客様対応やチーム作業を経験していると、「報告・相談・説明を意識して動ける人」として高く評価されます。話すのが得意でなくても、相手に伝える努力をしてきた経験は立派なアピールポイントになります。
自分が人見知りだったことを逆手に様々な経験を通して克服できたというストーリーこそが就活での高い評価にも繋がる。
アルバイトの経験は人見知りを克服できるチャンス

多くの人と会話をしていき、人見知りを克服していくとう観点からアルバイトはとても有効です。
アルバイトなら仕事として接客などを通して自然と人と関わる機会が増えるから、「話さなきゃ」ではなく「伝える必要がある」という目的意識で会話ができるようになります。プライベートよりも緊張が少なく、失敗しても先輩がフォローしてくれる安心感もあります。
はじめは思い通りにいかないこともありますが、少しずつ慣れていくことで就職活動や技術職でのチームコミュニケーションにも自信が持てるようになります。
アルバイトでも様々な業種がある中で「商品をオススメする経験」を中心に調べると良いでしょう。分かりやすく営業職が一番効率よくスキルを磨けますが、飲食店でも人気メニューの紹介する場面もあるので自分でも始められそうな業務を比較して探してみて下さい。
理系も学生だからこそ営業職が向いてる⁉
意外と思われるかもしれませんが、理系学生も営業に向いてると言えます。
理系の学生さんは普段の授業から複雑な計算やデータ分析をする癖がついてるので、「商品を通してどんな変化があるのか」「具体的な費用対効果はどうなるのか」など論理的な考えで説明できる能力はかなりの武器になります。
エアコンの事例で比較してみましょう
<一般的な営業トーク>
この最新モデルは省エネ性能が高くて電気代が安くなりますよ!デザインもスタイリッシュで人気です。
稼働音もかなり抑えられているので就寝中やリモート作業にも向いています。
<理系の論理的なトーク>
この最新モデルは消費電力が約180kWh少ない設計なので、電気料金の単価を1kWh=31円で計算すると、年間で約5,600円の節約になります。
本体価格は旧型より2万円ほど高いですが、約3年半の使用で価格差を回収でき、その後はずっと節電効果が続きます。
さらに稼働音が20%静かなので、就寝中やリモート作業にも向いています。
このように数字的な根拠がある方が説得力が高まります。もちろん文系学生でも勉強すればカバーできますが、普段の授業から論理的な思考力が身についてる理系学生の方がより深い理解度があると言えるでしょう。
理系の学生が挑戦しやすいアルバイト

理系の人見知り学生がバイトを選ぶときは、自分が挑戦できるレベルについて考える必要があります。
考え方として「少しずつ人と話せるようになりたいのか」「あえて厳しい環境に身を置いて挑戦していきたいのか」で選ぶ方向性を変えていきましょう。これからあなたの性格に合わせて、少しずつ“伝える力”を伸ばせるアルバイトを紹介するので、参考にしてみて下さい。
気軽にお客様と会話できるようになりたい人向け
経験を重ねるうちに、何気ない会話の中でお客様から「ありがとう」と言われる瞬間が増えていくので、その言葉が、自分の中で大きなやりがいと自信に変わっていきます。
- 飲食店のホール
注文をお伺いして品物をテーブルまでお届けする業務ですが、短い時間の中でも満足度を高める工夫が必要 - アパレルショップの店員
相手を観察して、たくさんの種類がある中で提案するので自然と会話に慣れていきます。 - webライティング
対人でのやり取りは少ないですが、文章を通して「伝わる話の構成」を学ぶことが出来る。
営業は「話す」よりも「聞く力」で成長できる
営業は「相手に合った解決策を一緒に考える」仕事です。ただ商品を説明するだけでなく、相手の話をしっかり聞く力が求められます。その中で「相手にわかってもらえる伝え方」を繰り返し練習できるため、少しずつ自信がつき、人見知りの克服にもつながっていきます。
- 家電量販店/スマホショップの販売スタッフ
商品の特徴を“数字や性能”で説明できるため、理系の強みが活かせます。 - 不動産・保険のアシスタント
営業担当のサポートとして資料作成やお客様対応を行う仕事です。営業現場の流れを間近で学べます。 - 販促イベントスタッフ
来場者対応や商品PRを行う仕事。短時間で多くの人と関わり、自然と度胸と会話力が身につく。
より厳しい環境で成長していきたい人向け
いわゆる新規営業系に該当しますが、理系の経験が生かせるというよりは営業力が一番身につく領域になります。あえて厳しい環境に身を置いてチャレンジしたい人には向いてましがハードルはかなり高めです。
- 訪問営業(通信・光回線・ウォーターサーバーなど)
世間的なイメージが悪いので営業のトークスキルより人間力などが試される。 - 法人向けのテレアポ
営業手法の中で最も断られる回数が多い業務と言えます。切り返し力とメンタルも同時に手に入る。
理系の人見知りがバイトを選ぶときに大切なのは、「無理に話せるようになること」ではなく、自分の得意を活かしながら少しずつ伝える経験を積めるかどうかです。数字や論理で説明する強みも、観察力で相手を理解する力も、立派なコミュニケーションの形。あなたに合った環境を選べば、人見知りのままでも“伝える力”は確実に伸ばせます。
自身が無くても大丈夫。あなたの中には“気づく力”がある

自分に向いてないからと悲観する必要はありません。実は人見知りになのは気配りの裏返しです。
今この発言をしたらどう反応するのかなど、相手の表情や声のトーンや空気の変化に敏感だから勇気が持てないことがほとんど。
でも、その繊細さがあるからこそ相手の気持ちを考えて行動できたり、場の雰囲気を整えられたりします。
手段としてアルバイトの紹介をしたので参考になったと感じて頂けたら幸いです。
就活だけじゃない、“伝える力”は一生の武器になる

冒頭でも少しだけ触れていますが、人見知りを克服して何かを伝える力が身につけば一生涯の武器になります。
どんな業種であっても上司や取引先とのコミュニケーションが必要になりますし、恋愛や友人との会話でも活用する出来るので汎用性が高い能力と言えるでしょう。
せっかく人生の貴重な時間を使ってアルバイトをするので、お金を稼ぐだけの目的にとどまらず「何か得るものは無いかを考える」と、より満足度が高まります。
まとめ|理系の人見知りこそ、“伝える力”で強くなれる
人見知りを克服するのにアルバイトの経験を活かす方法はとても効率がいい手法だと言えます。
業務を通して仕事だからと割り切って挑戦できるので取り組み安いですし、自分一人で頑張るより職場の仲間がいる環境がより自分を成長させてくれます。
はじめましての相手と気軽に話せるようになれば、就活で有利になるだけじゃなくてあなたの人生の選択肢が増えるので生涯使える武器になるので是非とも手に入れましょう。